26年と5ヶ月、生きた猫 その①


ミー氏の写真が入手できれば、差し替える予定です。

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2006年4月4日撮影。天国からお迎えがくる2日前のミー翁。
ムスカリの花を前に。愛らしいおじいさんです。



さて。先日の「みんなのスリーサイズ」の記事のときに、
私の集英社の担当Aさんの猫の話を書いたところ、
コメントやメール等で、反響がありました。

今日は長文になりますが、
その猫のお話をしたいと思います。

26年と5ヶ月生きた、その猫の名前は「ミー」。
♂ MIX 黒猫。東京のマンション猫。
Aさんが、今から約30年前、真っ黒な仔猫を保護したところから
この小さく大きな物語ははじまりました。

ミー氏は元気に大きくなり、
生後8ヶ月のとき、
去勢手術を受けることになります。
ところが入院先で、
彼(ミー)は猫ジステンバーに感染してしまいます。
隣のケージがこれにかかった猫だったのです。

「当時はまだ動物病院がいいかげんな時代でしたからね」
と、Aさんはかばいますが、そこにいた猫は 全頭、感染。
猫ジステンバーは今でも、
仔猫なら死亡率90パーセントと言われる、恐ろしい伝染病です。

手の施しようがなかったのでしょう。
「家で死なせてやってほしい、という医師の指示で、
危篤のミーを家につれて帰りました。
白目をむいて、鼻からも目からも血を流し、
水もスポイトで与えても吐いてしまうんですよ。
本当にもうだめなんだなと、あきらめかけたときでした」

「2日後、いよいよという状態になって、
今思うと、私は藁にもすがる思いだったんでしょうね、
どうせダメならと、自分がもらってた抗生物質を、
水に溶いて、スポイドで口に入れてみたんです」

話を聞くだけなのに、私まで、
何だか、動悸がしてきます。

それで? 

「手足を押さえつけ、吐かないように、
2〜3分の間、口も押さえていました」

そして?

ミー氏もAさんも必死です。

果たして、
その猫と人との生への強い思いが1つになったとき、
猫の神さまが、力を貸してくれたんですね。
ミー氏はコクンと、それを飲み込んでくれたのです。

それが最初の奇跡でした。

「そしたら2時間後には自分で水を飲み始めて、
信じられないかもしれませんけど、
えさを欲しがるまでに快復したんです」

「残りの8猫は全部死んだというのに、
こうしてミーは最初から強い生命力に支えられていたんだと思います」

そして25才になるまで、
ミー氏は病気らしい病気もせず、猫生を謳歌します。
好きなものを食べ、寝たいときに寝る。

でもどんなものを食べてたんでしょう。
気になりますよね。もちろん訊きました。
さらに25歳での全身麻酔、開腹手術。
そこで起きた、もう1つの奇跡。
そのあたりのことは長くなりましたので、
明日以降、書きたいと思います。


ミー翁の写真の代わりに、
ロッタの写真ですが、置いておきます。
東京の家に連れて行ったときのものです。
目がキトンブルーからグリーンに変わる途中ですから、
ロッタ、思春期の頃です。

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★ kaoru.y さんのコメント、全文、掲載します。
猫界のきんさんぎんさん、20才の姉妹猫の飼い主さんです。

「みんなの3サイズ、ありがとうございます~!
我が家のネコたちは年をとるごとに細く軽くなりました。
といっても最高でも3キロ台でしたが・・・。

あららーー記事の中に自分の名前をみつけてビックリ!^^;
でも26歳のネコちゃんには更にビックリ!!
まだまだ頑張れるかな。

うちは特別これといった飼い方はしてないのですが、
自由に外に出られる
ようにしていたのでストレスは少なかったかも知れません。

その分、小さな怪我をしたり、溝に落ちて濡れて来たり、
オスネコに追いかけられて逃げ帰ってきたり
・・・色々ありましたが^^;
大きな怪我も大病もなくこられたのは幸せだと思います。

高齢猫なので腎臓の数値はやはり落ちてますし、
一匹は昨年秋頃から視力が衰えましたが。

まだ食欲もしっかり催促しますし(笑)
部屋の障害物も飛び越えるし、外にも遊びに行きます。

眼の悪くなった子は庭で遊ぶだけになりましたが、
この子はサッシの戸を手の幅だけ開けておくと
自分で広く開けて遠くまで遊びに行く子だったので、
ちょっと可哀想なのですが・・・・・・。」

by asokeiko | 2009-02-05 11:00 | よそ猫

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