ネコは苦しいときもゴロゴロいう

今日はテキストと画像が一致しません。
というのも、なーんと飼い主@まだ東京だからです。

今日の話は少し暗いです。
なので先に、パソコンのお大事箱に入っている、
しあわせな写真を載せることにします。
ほのぼのアペリティフに、重たいメイン。
すみません。

画像は、2枚とも2003 年の8月19日の夜、
トビが誕生する2、3時間前のものです。
(トビは8月20日の0時半過ぎに生まれました)

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先日、真夜中の本屋さん(スタバ併設)では、
「てづくり猫ごはん」(大泉書店)の他に、実はもう一冊、
「知っておきたいネコの気持ち」(西東社)という本も買いました。
猫飼い歴は30年になりますから、
この手の本は何冊か所持しています。
が、今回、はじめて知ったことがありました。

な、なんと。
猫ののどは、苦しいときも
ゴロゴロ鳴るんだそうです。

知りませんでした。
「知っておきたいネコの気持ち」(武内ゆかり監修/西東社)によると、
「ゴロゴロは幸せのシグナルの代名詞のように思われていますが、
必ずしもそうではありません。
ネコは病気やケガで体調が悪いとき痛みを感じているときにも
のどを鳴らすのです」

いわく母ネコに世話を求めるゴロゴロと同じ。
「お母さん、助けてよ」というシグナルもあるのだという。
幸せのゴロゴロと苦しみのゴロゴロを間違えないように、
と、それは結ばれていました。

ガーンでした。
先代ネコの最期が思い出されました。
ある朝、目を覚ますと、
彼女は私の髪の毛を舐めながら、ゴロゴロ、のどを鳴らしていました。
愛想のないネコでしたから、
私はそれがうれしかったのを覚えています。

ところが、その午後、顎で呼吸をはじめ、
あわてて病院に連れていくと、即入院。
危険な状態だと宣告されました。

でも見舞いに行き、声をかけ、なでると、
点滴やら酸素吸入やらされながらも、またゴロゴロ。
「大丈夫だよ、ゴロゴロ言ってるし」
なんて、夫も言ったものでした。
違う。
そうじゃななかったんですね。
SOSのサイン。
「苦しい、ここはイヤ、家に連れて帰って」
そう訴えていたんだと思います。

何てめでたい飼い主。
これを知るまで私は、死期を悟った彼女が、
「パパ、ママ、ありがとう」
と、お別れの挨拶をしてくれたんだとばかり思ってました。
いえ、そう思いたかったんです。



暗い話でごめんなさい。
彼女の名はポルク(ヒマラヤン♀)。
享年17才。
入院中に天国に渡りました。
2003 年の6月のことです。

ロッタが身ごもったのは、
ポルクのお葬式の翌日。
ネコというのは不思議な生きものです。




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by asokeiko | 2008-12-12 03:08 | ロッタ

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