猫が案内する 槙の木と浴室

昨日からはじまりました、新企画。
更新、遅れました。

じゃ、今日はロッタたちの平均台、槙の木の説明などを。
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この木、何の木、面倒な木。
いや、葉っぱが細くて小さくて、おまけに年中、はらはら落ちるので、
私たちには嫌われております。秋は実も大量に落ちます。
なのに、この木、ここんち、そりゃあもう、あちこちに植わっているのです。きーっ。

槙、松というのはお金持ちかが好んだ木らしいんですよ。
お金持ちというのは自分で掃除や手入れなんかしませんからね。
ええ、庭師さんとかお手伝いさん、任せですよ。
が、うちはプチ貧乏なので、自分たちでやらなきゃならない。
松はまだ姿が美しいけど、槙はね……(ワタクシの個人的意見ですが)。
おのれ、槙の木、どうしてくれようぞ、ときーっとなる日々。

でもうちの子たちはこんなふうにお気に入り。
木肌が爪研ぎにちょうどいいのかな。
ロッタたちのためならがんばりますよ。

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あ、ロッタちゃん、ナイスコメントです。
俵屋さんというのは京都の老舗旅館のことね。
この槙の木とコウヤマキ(高野槙)は種類が違うんですけど、
コウヤマキは風呂桶の材質としては、檜より高級。

でね、この家の風呂桶ももコウヤマキで、
わお、自家製たわらやんだわん、と喜ぶ私たちでしたが、
ずっと空家だったから、木が乾燥で縮んでしまって、すき間だらけ。
お湯が全然、たまらない。
引っ越してからしばらくはタライで行水の日々でした。
とほほのほ。プチ貧乏はツライのう。
その後、「槙肌」を入手し、自分たちで目詰めしました。

コウヤマキだからって、薪風呂じゃありませんよ。
入居のさい、蛇口からお湯が出るようにしましたが、
ただ、シャワーは壁や窓などが濡れますから、
あえて設置しませんでした。
だからロッタたちを洗うときもシャワーなし。

入浴後はすぐに栓を抜き、洗い、拭き上げます。
ええ、自分の肌より、風呂桶のほうが大切、先です! 苦笑
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浴室やトイレはそれぞれ棟が別なんです。
冬場、夜中、トイレ行くのは寒いですよ〜。

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洗面所はガラスの簀の子。デリケート。

さて。次回のこの企画は、週末ではありませんが、3日(祝日)更新します。
あー、トビちん、水屋箪笥の上は上がっていいところだったっけ?
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げっ。ロッタは夫が開けっ放しにしていると、
するり入り込むことがあり、そのあとの拭き掃除はもう、たいへんです。



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いつもありがとうございます。

by asokeiko | 2009-11-01 21:31 | 町家講座

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